そういうふうなことが日本人の心を慰撫するんだよ。でも慰撫してるだけであって何も学ばせようとしてない。
もっと言っちゃうと「(風の谷の)ナウシカ」だってそうなんだよ。巨神兵ってなんなんだと。
早すぎた試作品がウォーってなきながら、結局自壊しておしまいっていう。
あの男の子の乗ってた戦闘機だってそうだよ。迎撃戦闘機で重爆を火だるまにしてやるっていう、その発想がダメだって!
あれじゃトルメキアに勝てるわけないじゃん。風の谷自体が日本じゃないのかって話だよね。
あれこそ農本主義日本。石原莞爾が夢見た世界とどこが違うんだ。でもちゃんと軍隊はある。
女も子供も動員するんだっていう。で、戦う女王様なわけだ。同じだよ。卑弥呼のことなんだよ。虫と話すっていう巫女さんだもん。
巫女さんを戦闘に立てて、農本主義国家として自衛戦争をするんだ。
だから「ナウシカ」は「ヤマト」よりもある意味ではタチが悪いと思った。一種正当さを装って日本人の心象にピッタリ合うから。
「ヤマト」みたいにむき出しの軍事じゃないからタチが悪い。王蟲なんてどう見たってあれは押し寄せるシャーマン(戦車)であり、地を這うB-29(爆撃機)だよ!
そして結論は腐海で浄化されるんだっていう話でしょ。
だから同じだよね。一回焼け野原になって再出発するんだという。
『戦争のリアル』押井守・岡部いさく
(第一章 敗戦のトラウマと日本のアニメ - 総論として p.44~p.45より引用)
https://anime.eiga.com/news/107718/

引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1620302336/続きを読む


